大会委員長挨拶

メインテーマ

 離婚・再婚家族と子どもをめぐる紛争の解決

  法的解決の意義と他分野との連携を考える

 

 今回第4回大会は、「紛争の解決」をkey Wordに企画しました。離婚・再婚家族と子の監護をめぐる紛争解決には、法的解決のほか、心理的・生活空間的・経済的・社会的解決など、いろいろな解決すべき次元があり、これら全てを見据えた総合的な紛争解決が必要となります。
 例えば、面会交流は、従来の日本の家族システムからすると馴染みの薄いものであったためか、「子どものための」面会交流といっても、多様な解釈が生まれ、なかなか共通認識として理解されなかったのではないかと思います。特に親同士の葛藤が高いと、調停等で納得のいく合意形成が困難となり、裁判段階で長期化したり、支援段階で紛争が再燃したりしてしまうことがあります。
 では、子どものための面会交流に向けた紛争解決は、どのようにあるべきでしょうか。これは親権や監護権の帰すうに関する問題や子の引渡等の紛争解決においても、同様に言える問題だと思います。大会では、ぜひこれらの議論を、様々な職域の会員の方々と深めたいと思います。

 ところで、新型コロナウィルス感染症がいまだ終息を見ない社会情勢を鑑みると、大会委員会としては、感染拡大防止の観点から、今年度も昨年度の第3回大会同様、オンライン開催とせざるを得ないという結論に達しました。詳細は現在検討中ですが、日程はトップページに記載したとおりです。
 オンライン大会は、会員相互の交流が図りづらい面もありますが、全国の会員が交通費や宿泊費を気にせず参加できるというメリットがあります。何かと暗い話題が多い今日このごろですが、例年の大会以上に、まさに新型コロナウィルスに負けないよう盛大な大会にしたいと思います。
 昨年度と同様、基調講演、大会シンポジウムを企画しておりますので、会員の皆様には、積極的な議論をお願いいたします。また、研究発表やラウンドテーブルでの議論も、お願いしたいと思います。詳細は随時、随時ご案内いたしますので、ぜひオンライン上にご参集ください。

第4回大会 大会委員長 町田 隆司(東京家庭裁判所)