日本離婚・再婚家族と子ども研究学会では、下記のとおり、オンラインによる研修会を企画しましたので、ご案内をいたします。研修委員会及び理事会で検討したところ、韓国の仁川家庭法院で専門調査官をされている宋賢鍾先生に「韓国における離婚後の親子関係」について、話題提供していただくこととなりました。
韓国は、日本のすぐ隣国でありながら、離婚後の親子関係がどのように制度化されているのか、今何が課題になっているのかなど、知らない方がほとんどなのではないでしょうか。例えば、親権・監護権や面会交流をめぐる紛争について、どのように解決しているのでしょうか。また、親ガイダンスや法院の面会交流(面接交渉)センターなどの面会交流支援はどのように行われているのでしょうか。
日本と同様に協議離婚が認められているものの、合意の意思確認や子の監護に関する合意内容について、家庭法院の審査が要件となっており、家庭法院が再考を促すこともあるとも聞きます。日本も韓国から学ぶことが実に多くあるのではないかと思われます。このような問題意識から、研修会テーマを選んだ次第です。
講師をしていただく宋賢鍾先生は、韓国仁川家庭法院で専門調査官という役職をされています。日本の家庭裁判所調査官と似ていますが、韓国ならではの独自性もあるとうかがっています。宋先生は日本語が堪能でいらっしゃるので、日本語で講演していただきます。
また、当日は韓国で使われている教育動画をご紹介していただけるとのことです。会員の先生方にとって、学ぶことの多い研修会になると思われます。ぜひ、振るってご参加ください。
*日 時: 2022年3月20日(日)午後1時30分~午後4時00分
*方 法: Zoomによるオンライン方式
*テーマ: 韓国における離婚後の親子関係
*演 者: 宋賢鍾先生(韓国仁川家庭法院専門調査官)
*参加条件:当学会の学会員であること
*参加費: 2000円
*その他: 申込方法や当日のタイムスケジュールなどは、また追ってご連絡いたします。